【過食症とは】
摂食障害の一つです。
正式には
「神経性大食症(Bulimia Nervosa)」
といわれています。
bulimiaの語源的には『牛のように食べる』
という意味があるそうです。
症状としては
自分では止められない感覚を
伴って大量にものを食べることが
定期的に起こります。
過食症の中には、
体重の増加を怖れるために
代償行為を行ないます。
種類としては排出型と非排出型があります。
排出型は
自己誘発嘔吐(過食嘔吐)
または下剤を乱用する浄化行為
非排出型は
絶食や過度の運動を行ない
浄化行為はありません。
その後、自己嫌悪感、無力感、抑鬱気分などを伴い、
日常生活に支障をきたすことが多いようです。
なお、代償行為を行わないものは
「むちゃ食い障害」と言われています。
【過食症の診断基準】
アメリカの精神医学会による診断基準(DSM-IV)は
以下のようになっています。
1.次の2つのようなむちゃ食い(暴食)を繰り返す。
@一度に食べる量が普通の人が食べるのよりも明らかに多い。
A「食べずに入られない」「食べるのが止められない」
といった強い衝動を抑えられない。
2.太らないように過剰な運動をしたり、絶食したり、
自分で吐いたり、下痢や利尿剤などを使うなど、
不適切な代償行為を繰り返す。
3.むちゃ食いと2.のような不適切な代償行為が一緒に、
平均して週2回、3ヶ月以上続いている。
4.体型や体重のことで自分を過剰に評価しすぎている。
5.拒食症の症状がある間は、過食発作があっても過食症とは
いわない。
【過食症の原因】
過食症の原因については、いまだにハッキリとは
わかっていませんが、ダイエットのやり過ぎた後の反動や、
仕事や生活などの心理的ストレスが強く、
それを自ら解決出来ないときや、ひどく落ちこんでいる時に
生じやすいことがわかっています。
そして一度何らかのきっかけで過食症になると、これが
悪循環に陥りやすく、習慣(癖)となってしまいます。
一度習慣(癖)になると、ちょっとした事でも(例えば、イライラ
したり、悲しくなった時や怒っている時や、退屈な時など)
過食するようになります。
【過食症の治療法】
過食症の治療法には、薬物療法、身体治療、
認知行動療法、集団認知行動療法、精神療法、
心理療法などいろいろな治療法があります。
また、過食症の維持要因の一つである
ストレスに対しては、カウンセリングも有効です。
過食症治療の基本的注意のひとつとしてあげられるのが、
「家族も協力して学ぶ」というものがあります。
過食症という病気と立ち向かう事は家族のサポートなしでは
出来ません。
過食症患者さんは常に「自分は治るのだろうか?」という不安を
抱えています。
ですから家族も一緒になって過食症治療の知識を学び、
精一杯のサポートをしてあげる必要があります。
私がオススメできる過食症改善プログラムとして下記のものがあります。
もしよろしければご覧になってください。
参考になると思います。
“過食症改善プログラム”(クリック)
【過食症治療が受けられる診療科】
過食症治療は、病院の事情などにより、
対応できる診療科が異なったりします。
最近では精神科や心療内科で適切な治療が
受けられるケースが増えています。
■精神科:精神疾患を持っている患者さんを治療します
■心療内科:心身症の患者さんを中心に治療します
■小児科:患者さんの年齢によって小児科でも対応してもらえます
■婦人科:無月経などの症状がある女性の治療をします
■内科:低栄養状態などの症状がある患者さんを治療します
婦人科や内科に関しては、
初診後、精神科や心療内科での治療になる場合もあります。